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家と税金⑩

住宅を購入する際の消費税について【実際に家を買う時の消費税のシミュレーション】

 不動産関連のホームページや新聞の広告などで、住宅の販売価格が記載されていますが、住宅の販売価格は、土地と建物の価格の合計額について消費税の税込みで計算されています。

 では、新築一戸建ての一般住宅を購入する場合、消費税を含めた税金がいくらかかるのか、例を使って説明いたします。

 たとえば、新築一戸建ての住宅の価格が、土地の価格2,500万円(125㎡、固定資産税評価額1,750万円)、建物の価格2,000万円(100㎡、固定資産税評価額1,200万円)を購入する場合を前提とします。

 この例での住宅の購入にかかる消費税は、土地の価格に対しては課税されず、建物の価格2,000万円に対してのみが課税されます。したがって、消費税は、現行税率10%の200万円課税されますので、この新築一戸建ての住宅の販売価格は、4,700万円となります。

 住宅を購入した際に不動産業者へ支払う仲介手数料は、税抜きで最大141万円となります。その仲介手数料にかかる消費税は、建物の売買価格に対してだけではなく、土地の売買価格に対しても課税されます。したがって、消費税は、14.1万円課税されますので、仲介手数料は、155.1万円かかります。

 他にも、契約書を交わす時にかかる印紙税2万円、不動産を登記する際にかかる登録免許税28.05万円が、かかります。(不動産を取得した際にかかる不動産取得税は、軽減措置によりゼロ(なお、固定資産税評価額等によっては、課税されます))。したがって、今回の例での住宅の購入する際に必要な資金は、合計4,885.15万円になります。

 さらに、金融機関から住宅ローン(たとえば、3,500万円の場合)を受ける場合は、印紙税2万円、登録免許税3.5万円かかります。ご不明な点がございましたら、税理士までご相談ください。

(東京地方税理士会 税理士 上田 誠)