8社の実例集をまとめて申し込み 8社の実例集をまとめて申し込み

家と税金㉓

認定長期優良住宅を購入した場合の税の優遇措置

 住宅の購入の際の登記費用について「住宅用家屋証明書」を添付することで一定の軽減税率の適用を受けることができる事を先月のコラムにてご説明いたしました。「長期優良住宅」を購入した場合にはさらに税率が優遇されます。

 長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するために、以下のような措置が講じられている住宅を指します。

①長期に使用するための構造及び設備を有していること
②居住環境等への配慮を行なっていること。
③50㎡以上の床面積を有していること。
④維持保全の期間,方法を定めていること。
⑤自然環境への配慮を行なっていること。

上記①から⑤の全ての措置を講じ、所管行政庁(都道府県・市区町村等)に認定申請を行なえば、長期優良住宅としての認定を受けることができます。認定長期優良住宅の所有権の保存登記等の税率の軽減は、次のようになっています。

 そのほか認定長期優良住宅に対する税の優遇措置は、所得税の住宅借入金等特別控除における借入限度額の増額、不動産取得税における控除額の増額、固定資産税の減額措置の適用期間の延長があります。

詳細及びご不明な点がございましたら、税理士までご確認ください。

(東京地方税理士会 鈴木 淳)