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家と税金㉜

住宅用地の取得における税金の計算方法

 不動産関連などの広告で記載されている住宅の販売価格だけでなく、不動産の仲介手数料や税金などにも費用がかかります。ここでは、住宅を購入した場合にかかる税金について説明します。

不動産取得税は、不動産を取得した時に1度だけ税金がかかります。

 不動産取得税の税率は、土地、建物ともに原則4%ですが、2024年3月までは3%で、固定資産税評価額×3%で計算されます。

 ただし、新築住宅取得する場合は、(固定資産税評価額-1,200万円)×3%に軽減され、住宅用地取得する場合は、(固定資産税評価額×1/2×3%)-45,000円などに軽減されます。

登録免許税は、取得した不動産を登録する時にかかる税金です。

 土地は、原則2%ですが、2026年3月までは1.5%で、固定資産評価額×1.5%で計算されます。

 建物は、原則0.4%で、固定資産税評価額×0.4%で計算されます。

 ただし、2024年3月までは、マイホームは0.15%に軽減され、固定資産税評価額×0.15%と計算されます。

印紙税は、不動産売買契約書などの書類に対してかかる税金です。

 紙で契約書を交わす場合で不動産売買契約書の場合は、原則より半額に軽減されます。1千万円超5千万円以下は1万円、5千万円超1億円以下は3万円かかります。なお、電子契約をする場合は、印紙税はかかりません。

その他ご不明な点がございましたら税理士までご確認ください。

(東京地方税理士会 税理士 上田誠 )