特派員コラム④
家は3回建てないと理想が叶わない?
前回、家を建てる時は将来も見越して…と話しましたが、昔から「住まいは3度建てなければ良いものが出来ない」と言います。
言葉通りの意味合いだと、3度も家を建てなければいけないように聞こえますが、そうではありません。この教訓の真意は、ライフスタイルの変化と共に、「良い家」の意味合いも変わってくるということなんです。そして、人生には三度くらい、ライフスタイルが大きく変わる「波」が訪れるのです。
一度目は、新婚で夫婦2人、赤ん坊が生まれるタイミング。多少狭くても共働き通勤に便利な住まいが選ばれます。
二度目は、生活の中心が子供になるタイミング。子育ての為に広いスペースや庭が欲しくなります。
三度目は、子供が離れて夫婦2人になるタイミング。家を持て余すようになり、マンションに引っ越したり、定年後にリフォームしたり、建替えたりします。
最近は、人生観が多様化し、「一般的には○○です…」という会話も少なくなったと聞きます。個人のライフプランに合わせて住む家を替える、今後はそんな住まいの在り方が当たり前になってくるのかもしれませんね。
また、人生設計という点では、家族の将来について「ファイナンシャルプランナー」と話し合ってみるのもオススメです。夫婦だけで話し合うより、第三者がいた方が本音を言えてケンカにならず、お互いに意外な発見があるかもしれませんね。
カナスム特派員