特派員コラム⑦
世界経済と我が家
先日、立て続けに2本の経済ニュースが流れました。
-内閣府が発表した2020年の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動を除く実質で前年比4.8%減と11年ぶりのマイナス成長でした-
-日経平均株価は一時3万円台を回復しました。1990年8月以来、30年6か月ぶりの水準です-
…マイナス成長なのに株高、一体どういう事でしょう?
余ったお金が株式市場に流れているのだと言われていますが、バブル崩壊を経験している身としては、あの当時を彷彿とさせる状況であるような気がしてなりません。
住宅業界だけをみてみると、景気は決して悪くありません。“ニューノーマルな暮らし”を手に入れようと、余ったお金を不動産や建築に使用するケースが増えているようです。こうしたケースの住まい選びでは、“ニューノーマルな暮らし”に重点が置かれる為、一戸建ての注目も日増しに高まっている状況だそうです。
各家庭単位のミクロな視点で考えるべき「家造り」。切った貼ったの大きな経済状況の都合とは関係なく、今回の2本の経済ニュースを機に“家族”でじっくり話し合ってみるのも良いですね。
世界経済の好況、少なくとも(残念ながら)我が家には関係なさそうです…。
たった一軒の我が家と世界経済、関係ある?ない?
カナスム特派員